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じぇのサイト気付いたら増えているタイプPAGE | 22 21 20 19 18 17 16 15 14 13 12 | ADMIN | WRITE 2008.10.19 Sun 12:49:46 ボクセル(Voxel) 内外判定でできる演算ボクセルは内外を定義するだけで,任意の形状を定義することができます.
この性質を利用して,ボリュームデータの形状の操作を行ってみようと思います. まずは前回の肉のついた螺旋を真ん中でばっすり切ってみます. ボリュームデータなので中身が詰まっています. これは,任意のボクセルを内側と定義した後に,手前半分を外とすることでものを切っています. 内外だけで,もの形状を定義しているので,内外だけで操作できることがわかります. この形状操作を利用して,任意の形状から,別の任意の形状を削りとるような操作もできます. 上の図は,でっかい立方体から,螺旋状に削り取るような操作を行った結果です. 削り取る操作は,一般的にCSG(Constructive Solid Geometry)やブール演算(boolean)と呼ばれる操作のひとつです. CSGやブール演算と呼ばれる操作は3つあり,それぞれ「和(union)」「差(difference)」「積(intersection)」と呼ばれています.それぞれ二つの形状を足し合わせた形状,一方からもう一方を差し引いた形状,二つの重なった部分の形状を意味します. 今回の図は差を表現しています. 内側のボクセルの集合Aから内側のボクセルの集合Bを引くという処理を行います. 差を式で表せば,A - B です. 同様に,和と積は,内側の集合Aと内側の集合Bを足す処理,集合Aと集合Bがどちらもが内側の部分を取り出す処理を行います. 和を式で表せば,A ∪ B,積はA ∩ Bとなります. まぁ,簡単にこのような操作が行えるのがボリュームデータの魅力のひとつですかね. PR TrackbacksTRACKBACK URL : CommentsComment Form |